メトリクスレイヤー——指標定義を一元化する

Data·データ改革·約14分·全9ページ

エグゼクティブ・サマリー

  • 経営会議で「売上」「解約率」「稼働率」の数字が部門ごとに食い違い、議論の前段で毎回時間を溶かしている企業は少なくない。原因の大半はシステムではなく、指標の定義がどこにも一元管理されていないことにある。
  • 対症療法としてダッシュボードを増やすほど定義の分岐点は増え、問題は悪化する。必要なのは新しいBIツールではなく、指標の「定義・計算式・粒度・ロジック」をコードとして一元管理するメトリクスレイヤー(セマンティックレイヤーとも呼ばれる)という設計思想である。
  • メトリクスレイヤーは、データウェアハウスと可視化ツールの間に置く「意味の層」であり、「売上」を一度だけ定義し、Excel・BI・アプリ・生成AIのすべてがその定義を参照する構造をつくる。
  • 導入は技術プロジェクトではなく、部門間の合意形成プロジェクトである。技術的な実装(dbt、Cube、LookMLなど)は後工程にすぎず、成否の8割は「誰がどの指標のオーナーか」「対立する定義をどう統一するか」という組織設計で決まる。
  • Orchestrixは、指標の棚卸しから定義統一の合意形成、実装、そして現場への定着まで、ビジネスアーキテクト・データアーキテクト・テクニカルアーキテクト・AIアーキテクトの4職種を一気通貫で投入し、「二度と定義が割れない状態」をつくることを支援する。

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